【学部学科紹介8】栄養学部について知ろう!② それぞれの学科で学ぶこと

学部学科紹介

<栄養学系>

栄養学科、栄養科学科、健康栄養学科、管理栄養学科、医療栄養学科などの学科で学べるもの。

ここでは管理栄養士の専門知識や実践技術を学ぶことができるよ。健康と食物の関係を科学的に捉え、健康な体作りや病気の予防のための食について学んでいくよ。

栄養学を学ぶには生物や化学、医学などの基礎知識が必要になる。入学後は「生化学」「解剖学」「生理学」などを学び、それを土台として「基礎栄養学」「応用栄養学」を学んで人間の体と栄養の関係を学んでいく。

また社会生活と健康や栄養を学ぶために「公衆衛生学」「社会福祉論」「健康管理論」などを学ぶ。

「臨床栄養学」は病気やケガの時の適切な栄養管理について学ぶ。実習では患者さんに対して病気や栄養の話を分かりやすく説明したり食事の献立作りや調理を行ったりする。

「給食管理」や「給食管理実習」などで給食について学び、100人規模の大量調理も行う。

食と健康を学びたい、管理栄養士を目指したいという人にお勧めの学科。

 

<家政学系>

食物栄養学科、食物学科、健康栄養学科、管理栄養学科などがある。

衣食住の生活を科学としてとらえ、特に「食」に着目した学科。そもそも家政学というのが明治時代以降、料理や掃除、裁縫など女性向けの実用学として発展した。その影響もあり家政学部があるのは女子大が多い。ほとんどの大学で管理栄養士や栄養士の資格に向けた学習を行っている。

もちろん栄養について学習するけど、家政学系では「おいしさ」や「調理法」といった日常生活からの視点で研究することが特徴。乳児期や高齢期など年齢や状況に応じた栄養指導について学ぶ「公衆栄養学」や「ライフステージ栄養学」、「栄養教育論」などを学ぶよ。

選択科目では家政学系の授業が用意されている。家計の管理運営や人生設計など生活の根本となることを学ぶ「家庭生活経営論」、家庭教育や家族の助け合いに関する学問である「現代家族論」「育児教育論」「保育学」、家族生活に必要な科学的な知識を学ぶ「家庭電気・機械論」や「生活情報処理」なども学べる。その他「衣服管理学」「被服平面構成実習」などの「衣」に関すること、「住居学概論」「住居計画学」などのような「住」に関することも学べる。中学校や高校の家庭科の教員免許を取れるところも多いよ。

調理が好きなら家政学系を選ぶのもいいね。

 

<保健・医療系>

栄養学科、保健栄養学科、医療栄養学科、臨床栄養学科など。

人の健康や医療を医師とともに支える方法や技術を研究する学科。近年は多くの病院で医師や看護師、薬剤師など多くの専門職のスタッフとともに、入院している患者さんに適切な栄養療法や支援を行うNST(栄養サポートチーム)が作られている。そこでは急性期や回復期などの患者さんの状態に合わせて利用管理を行う。そのためには様々な医療系の知識を身に付けておく必要がある。そのため医療系の学科では食と健康とともに医療を総合的に学ぶことが可能なんだ。

「生化学」や「解剖生理学」などで人体の構造や機能について学ぶとともに、「基礎医学」「基礎疾病学」「医学一般」「病理学」などの科目が用意されている。これらを通して病気の原因やメカニズム、治療法を学んでいく。

栄養学に関しては、医療現場での栄養管理を詳しく学ぶことのできる「臨床栄養学」「応用臨床学」「栄養ケアサポート」「栄養療法学」などの科目がある。さらに栄養指導に必要な「カウンセリング論」、薬についての知識を身に付ける「薬理学」「薬理療法学」、看護の知識を見つける「看護学」などの科目もあるよ。

医療や保健の現場で働きたい人にお勧の学科。

 

<農学系>

栄養科学科、食品栄養学科、栄養生命科学科など。

農業のほか林業、畜産業、水産業など全環境から作物を収穫する技術や食料資源を研究する学問なんだ。農業技術からバイオテクノロジー、環境から食品加工まで学ぶ範囲は多岐にわたる。食品化学や食品加工など食品学関連を多く学ぶ学科なんだ。

入学後は農学に関する基礎を勉強する。さらに生化学、有機化学、無機化学、分析化学、分子生物学、微生物学などの専門科目を学ぶ。

「分子生物学」は分子レベルや遺伝子レベルで生命現象を理解しようとする学問だ。分子生物学の研究をするために、タンパク質の解析など遺伝子工学や細胞工学などが発展した。このような生物を扱った技術をバイオテクノロジーといい、医療や食料、環境などの問題解決に必要な技術なんだ。

食べ物の生産から加工、保存なども学べる。「食品加工学」では食品加工や調理の技術などを扱う。発酵食品や乳製品、缶詰やレトルト食品などを対象に、食品の保存性を高め、消化しやすく、おいしくするためにはどうするかを学ぶ。他にも食品の腐敗や劣化の仕組み、安全に貯蔵する冷蔵や冷凍を学ぶ「食品貯蔵学」、食品に含まれる成分や成分の変化について学ぶ「食品化学」、食品の安全性を確保するための知識を身に付ける「食品衛生学」、ソーセージやジャムなどを作る「食品加工学実習」などがあるよ。

実験や研究が好きな人にはお勧めの学科。

 

参照:「なるにはBOOKS 大学学部調べ 栄養学部」(佐藤成美著、ぺりかん社)

このシリーズで教科書として使うのは以下の書籍です。

「なるにはBOOKS 大学学部調べ」シリーズ(ぺりかん社)

各学部についてとても分かりやすく解説されているので、興味がある学部に関してはこちらの本をぜひ読んでください。

その他にも各大学のホームページや、実際に筆者が働いていた学習塾で講師をやってくれていた大学生の話などをまとめて、情報発信していきますね。

 

 次回は6月8日更新予定です。

 

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