さて、法学部で学んだ知識や技術をどう活かしていけばいいのだろう?
様々な活躍をみていこう。
・法曹三者として法律の専門家に
法曹になるには国家資格の司法試験に合格する必要があるよ。
司法試験の受験資格取得については2つのルートがある。
1、大学卒業後、試験を受けて法科大学院に入学するルート。
2年コースと3年コースがあり、法学部で学んだ人はほぼ2年コースでOK。
その間に司法試験に合格できるだけの実力を付けていくことになる。
2、司法試験予備試験に合格するルート。
これに合格すると法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格を取得することができる。受験資格には制限がなく、在学中でも受験することは可能。大学3年生の時に予備試験に合格し、4年生で司法試験に合格して在学中から司法修習生(大学卒業後もしくは早期中退後、1年間、裁判官、弁護士、検察官の仕事を間近で見て実務を学ぶ)になっている人もいるよ。ちなみに最年少での合格者は高校2年生の17歳だよ(2024年現在)。
弁護士のお仕事は、民事訴訟では原告・被告などの訴訟代理人として主張や立証活動をしたり、破産や民事再生、会社更生法の申請などの法的手続きや関連する法律相談も行ったりする。
刑事訴訟では、弁護人として被告人の無罪を主張し、適切な量刑を得られるように検察官と争う。
社会的弱者の支援や企業を法的に支えるなど仕事は多岐にわたるよ。
検察官は、法律に違反した犯罪や事件を調べ、犯人を起訴するかどうかの判断を下し、事件についての立証を行う。
裁判官は、民事・刑事訴訟において裁判を起こした人と起こされた人の話を聞いて、法律と良心に従って中立公正な立場から判断を下す。
・公務員として活躍
公務員試験を受けて官公庁に就職する人も多い。いわゆる行政に携わる仕事だけど、行政は法律に則って行われるので法学部で学んだことが役に立つんだ。
警察官も法律に基づいて職務質問や検挙、逮捕などを行っている。その手続きに違反があってはいけないので、警察官志望の人にも法学部はお勧めだよ。
・一般企業で活躍
法学部で身に付けた法律に関する知識や解釈力、論理力、議論する力、などは一般企業で大いに役立つ。
新規事業を手掛ける際は法律の知識が不可欠だし、著作権などの法律を知らないと会社が損害を被ることだってある。
大きな会社には法務部を置いているところもある。新卒で入るのは難しいかもしれないけれど、経験を積んでいくうちに部署変えのチャンスもあるかもしれない。
よく言われる例だけど、アニメやゲームが好きでそれに関する仕事を考えているんだけど、声優やクリエーターなどの制作側は無理、という人がアニメ配給会社やゲーム会社の法務部に入って好きなアニメやゲームと関わり合いながら生活する、という進路選択も大いにありなんだ。
あらゆる業種、職種において法学部での学びは活かせるので、昔から「潰しが利く」学部と言われているんだ。
業界的に多いのは銀行や証券会社、保険会社などの金融機関だ。こういった企業は大企業が多いので採用人数も多い。金融商品を使う際には様々な法律を知っていないといけない。入社してからも規約や法律に関する勉強は必要になるよ。
将来の選択肢が本当に広がる学部だと思うよ。
参照:「なるにはBOOKS 大学学部調べ 法学部」(山下久猛著、ぺりかん社)
このシリーズで教科書として使うのは以下の書籍です。
「なるにはBOOKS 大学学部調べ」シリーズ(ぺりかん社)
各学部についてとても分かりやすく解説されているので、興味がある学部に関してはこちらの本をぜひ読んでください。
その他にも各大学のホームページや、実際に筆者が働いていた学習塾で講師をやってくれていた大学生の話などをまとめて、情報発信していきますね。


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