2024-10

小説・サクラサクまで

【小説・サクラサクまで18】中3生向け入試説明会5 保護者の皆さんにお願いしたいこと

10分間の休憩をはさみ、妙恵は再び話し始めた。「それでは、「その他受験に関しての留意点」をお話しします。私の方からは志望校の選び方についてお話ししようと思います。志望校が確定しているわけじゃない生徒さんも多くいると思いますので」保護者が頷き...
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【小説・サクラサクまで17】中3生向け入試説明会4 都立入試の傾向と対策

「では、ここからは都立の入試問題の傾向と対策をお伝えします」妙恵の言葉が終わるか終わらないうちに福永がプリントを配布していく。都立入試の解答用紙である。まずは国語です。(東京都教育委員会HPより)大問は全部で5つ。大問1が漢字の読みで5問、...
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【小説・サクラサクまで16】中3生向け入試説明会3 東京都の高校入試(私立高校)

「では次に私立高校についてです。単願推薦、併願優遇、一般入試の3種類があります。単願推薦というのは内申の基準をクリアしていれば当日の作文や面接などでほぼ合格できる試験です。試験日はたいてい1月22日前後で、遅くとも翌日には結果が出る学校が多...
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【小説・サクラサクまで15】中3生向け入試説明会2 東京都の高校入試(都立高校)

「では、ここで改めて東京都の高校入試についておさらいしておきますね。東京都の高校入試は都立と私立に分かれます。都立には推薦入試と一般入試があります。推薦入試は内申点と当日の小論文もしくは作文、面接、集団討論の合計点で決まり、学力試験はありま...
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【小説・サクラサクまで14】中3生向け入試説明会1 2025年度の東京都高校入試

2024年10月5日(土)。午後2時の「旬学舎」には中学3年生とその保護者40名弱が集まっていた。土曜日を利用して中学3年生向けの入試説明会が開かれていた。高校入試までおよそ5か月というこの時期に、改めて今後の学習方針と入試に向けた心構えを...
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【小説・サクラサクまで13】新規入会面談2 生徒の名前を呼ぼう!

アンケートを書き終えた母親から用紙を受け取ると妙恵は必ず生徒の名前に目を通す。「〇〇くん、こういう字を書くのね」これも妙恵のルーティンだ。 「最初の面談では生徒さんの名前に触れてあげた方がいいと思うんです」講師就任とともに妙恵は面談に臨む心...
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【小説・サクラサクまで12】新規入会面談1 子どもたちの無限の可能性

2023年の10月以来、新規面談には常に妙恵が福永に同席している。事務的な話を福永が、教務的な話を妙恵が行う役割分担ができていた。面談に訪れた親子に対して二人が名刺を差し出し、親にアンケート用紙を記入してもらう。アンケートには子どもの氏名、...
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【小説・サクラサクまで11】中学3年生V模擬4 「自習時間」を大切に!

<前回までのあらすじ>都立入試で合格に近づくためには2つのアプローチが大切だ。一つは内申点(通知表の数字)を上げること。もう一つは当日の得点力を上げること。緑川妙恵は鈴木一郎が杉並高校に合格するためのシミュレーションを行った。その結果、受験...
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【小説・サクラサクまで10】中学3年生V模擬3 入試に向けての「戦略」はこう立てる

「では、都立入試で平均くらいを取れるようになるために、今の時期に模試の後にすべきことをお伝えしてもよろしいですか」妙恵の論理的な説明を受けて母親はわずかながら何か光を感じ始めているらしい。福永の目からも、妙恵の姿が頼りがいのある「軍師」に見...
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【小説・サクラサクまで9】中学3年生V模擬2 都立入試に必要な内申点の計算方法

2023年10月初旬、福永の「旬学舎」塾長就任後初の問い合わせは公立中学3年生の鈴木一郎だった。福永は絶望的な成績を見て「お断り」を決めるも、妙恵は高校合格の可能性を口にした。「ところで一郎君、この杉並高校が第一志望っていうのは何か理由があ...