【教養としての宗教学12】バラモン教からヒンドゥー教へ

教養としての宗教学

〇六師外道

自分たちの特権を主張したいバラモンたちは解脱するためには厳しい修行(苦行)が必要だと説きました。中には解脱とは何かを理解した立派なバラモンもいたことでしょうが、自分たちの地位を守ることに執着した人々も多かったのではないでしょうか。そんなバラモンの教えに疑問を持つ人々が現れます。

それが「六師外道」と言われる人たちです。

今から2,500年ほど前、後の釈迦であるゴータマ・シッタールタとほぼ同じ時代、商工業者が貨幣経済などで栄え、これまでのバラモンによる統治に少しずつほころびが見え始めた時代。

「ヴェーダ」に対するアンチとして主張し、異端という意味で「外道」と言われた教えを説いた人々です。

ヴァルダマーナ

プーラナ・カッサパ

パクダ・カッチャーヤナ

アジタ・ケーサカンバリン

マッカリ・ゴーサーラ

サンジャヤ・ベーラッティプッタ

このうち大学受験の世界史、倫理の知識としてはヴァルダマーナを覚えておけば大丈夫です。

ジャイナ教の開祖として出てきます。

教えの内容としては、厳しい禁欲、苦行と不殺生により解脱をするのだというものです。特に断食により身体を浄化することを主張しました。

〇バラモン教からヒンドゥー教へ

疑問を持たれたバラモン教は様々な民間信仰を取り入れ、ヒンドゥー教として発展を遂げるようになります。現在インド人のほとんどがヒンドゥー教徒のため、世界宗教の人口としてはキリスト教、イスラームに続いて3位になっています。

聖典は当然「ヴェーダ」です。

三神一体論(トリムルティ)というものを掲げており、本来は一体である最高神が、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァという三様態を持っていると教えています。

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